9/19(木)「命を守る泳ぎ(着衣水泳)」を行いました♪~今シーズンの水泳授業、終了~

先週、各クラスで「着衣水泳」を行いました。水難事故にあった場合、自分の命を守るためにどのような対処をしたらよいか体験を通して学ぶための授業です。

残念ながら、川や海での事故で亡くなる子どもの報道が毎年のようにあります。

水に落ちたときにどう対処したらよいか体験しておくことは、自分の命を守るという意味で大変重要なことです。
服を着て泳いだ経験のある子は、余裕を持って対応できるのですが、体験のない子はあわててしまいパニックに陥ってしまうことが多いようです。そこで、

水の事故にあった場合、重要な2点
(1)自分がおぼれたら、救助が来るまで体力の消耗を押さえ、無理に泳がず、浮いていること。
(2)おぼれている人がいたら、浮きそうなものを投げ入れ、周りに助けを求め、自分は入水しないこと。

授業では、まず着衣のままクロールや平泳ぎで泳いでいました。いつもようにうまく泳げず苦労していました。

次に、静かに仰向けで浮く練習をしました。なかなか長く浮くことが難しいようでした。

今度は、ペットボトルを使い、力をぬきながら「ラッコ浮き」を行いました。上向きに寝た姿勢で、呼吸を安定して確保することが出来ているようです。

最後に、その姿勢からゆっくりと平泳ぎを裏返したような恰好で手足を動かし、移動する「エレメンタリー・バック・ストローク」(ちょうちょ泳ぎ・イカ泳ぎ)に挑戦しました。

いつも水面から顔が出ており、呼吸も出来、声を出すことも出来ます。生徒たちは上手に会得していました♫

海や川で溺れたとき、通報してから消防の救助隊が駆け付けるまでに約8分かかります。それまで、静かに浮いて待つ事が大切です。

人間は空気を吸うと、体全体の2%だけ水に浮くようにできています背浮きをすると、顔がその2%になります。

顔が水面から出ていれば、鼻や口で呼吸ができますので、その状態で浮いていれば、溺れることはありません。

生徒たちは真剣に授業を受けていました。まずは、事故になわないようルールを守って泳ぐことが一番です。